弁護士の関わる業務は、
の各段階に分類できます。
従来の弁護士業務の中心は、(1)の紛争解決のための仕事(裁判)でしたが、最近では企業などを中心に、経営の合理性とコンプライアンスなど法務の重要性が認識され、(2)の紛争予防的業務が多くなっています。
さらに現代の社会経済においては、(3)の事業展開のための予測=戦略の重要性が認識されており、企画法務または戦略法務と呼称されています。
他方、弁護士を依頼する立場の企業家にとっても、時代の推移を的確に把握して専門職を有効に活用する必要に迫られているといえます。従来は、どうすればよいかを知っていること(know how ノウハウ)が重要だとされてきました。
しかし現代は、必要なときにパートナーとなれる人を知っていること( know who ノウフウ)が最も価値のあることと認識されているのです。